ishidataneo0411
2024年9月15日
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2024年9月7日
石田種生の世界
1929年、島根県大田市生まれ。慶応義塾大学文学部美学科卒。在学中にバレエの道に入り、1955年、松山バレエ団公演〈白毛女〉でデビュー。東京シティ・バレエ団の創立メンバーとして活躍。
古典バレエをはじめ数多くの作品に主演する一方、〈枯野〉〈祇園祭〉〈女面―光と影―〉〈ヒロシマのレクイエム―うしろの・しょうめん・だあれ〉など日本の風土に根ざした創作バレエを発表。韓国、アメリカなどのバレエ団から〈エスメラルダ〉の振付上演を委嘱され好評を博す。ヨーロッパで生まれたバレエの枠にとらわれず、日本の風土、文化を生かした作品によって世界で注目される振付家・舞踊家として活躍した。
文化庁舞台芸術創作奨励賞、橘秋子特別賞、ニムラ舞踊賞、東京新聞舞台芸術賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章ほか。
「島根が生んだ石田種生の世界」は、2012年4月に逝去された石田種生先生の功績を称え、次世代へ継承していく活動をしています。
石田種生作品にある、日本、島根の伝統的な民俗文化と、バレエという西洋芸術の粋を融合する試みを顕彰し、世界と日本を結び新たな文化を創造・発信する人材の育成につなげたいと考えています。
具体的には、石田種生振付作品の上演、蘇演、関連資料の展示、講演などを通じて、バレエという総合芸術のみならず、石田種生の創造の原点である島根の文化の豊かさを経験し、再発見するための企画、運営、出演等を行います。これまでの主な活動は以下の通りです。
2018年10月
「島根が生んだ石田種生の世界」 『白鳥の湖』より第2幕、「風花」大田公演と特別展示(大田市民会館大ホール。大田市文化協会との共催)
2019年3月
「出雲フェスティバル2019 出雲大社御遷宮完遂記念 出雲阿国舞踊集団による舞踊公演」における、『白鳥の湖』より第2幕、「風花」の上演(出雲大社 東神苑特設会場。主催は出雲市文化芸術振興実行委員会)
2019年3月
「島根が生んだ石田種生の世界」『白鳥の湖』全4幕 松江公演と特別展示、講演(島根県民会館)
2020年1月
「出雲フェスティバル2020 バレエと日本舞踊の饗宴 出雲阿国舞踊集団による舞踊公演」における、『白鳥の湖』より第2幕、「風花」の上演、『お夏清十郎』よりパ・ド・ドゥの蘇演(大社文化プレイスうらら館。主催は出雲市文化芸術振興実行委員会)
2023年10月
「島根が生んだ石田種生の世界」『くるみ割り人形』全幕上演
2024年9月
「chérir ~石田種生の世界バレエコンサート~」上演予定
1938 / 昭和4年
島根県大田市の料亭仁万屋の五男として誕生
学徒動員で出向していた愛知県から帰郷。大田高校進学、野球部に所属。この時、石東文化協会や三瓶座が組織され、仁万屋が三瓶座の練習場となる。大田高等女学校・大田中学校で傷病兵を目の当たりにする。
医学部進学を諦め、慶應義塾大学美術科へ入学。演劇研究会に入部。舞踏家 伊藤道郎から初めてダンスを学び、バレエの道へ進む。
服部・島田バレエ団に入団
服部・島田バレエ団を15名で退団し、青年バレエグループを結成